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2022.12.28

築20年の一戸建て売却にメリットはあるのか?価値の推移とともに解説します!

築20年の一戸建て売却にメリットはあるのか?価値の推移とともに解説します!

近年、多くの人がライフスタイルに合わせて住宅を変えています。
一方で、新築からだいぶ時間が経っていると価値が下がってしまうがゆえに、リフォームと住み替えを悩む方がいらっしゃるのも事実です。
お悩みの方で築20年前後の方はこの記事をぜひ参考にしてください。
築20年の一戸建てを売却するメリットと売却のポイントを解説します。

 

 

□築年数が大きいほど不動産の価値は下がる

新築から年数が経てば経つほど、不動産の価値は下がってしまいます。

一戸建ての場合は、新築から2年で資産価値が9割、10年で5割、20年で0へと急速に減少します。
4000万円で一戸建てを建てたとしても、20年後には資産価値が0になってしまうのです。
これは、古いという理由はもちろん、築20年を超える建物は需要も低くなるからです。
ただし、土地の価値は建物部分の築年数とは関係ないので安心してください。

一方で、マンションやアパートの場合、一戸建てと比べて価値は緩やかに下がります。
これは多くの一戸建ては木造住宅であるのに対して、マンションは鉄筋コンクリート造のものが多く、耐用年数が長いからです。
一戸建ては20年で価値がなくなってしまいますが、マンションは20年で価値の減少は5割にとどまります。

 

□築20年でも一戸建てを売却するメリットとは?

築20年を超える一戸建ては資産価値が0になるので、売却をお考えなのであれば、できるだけ早く売却するに越したことはありません。

しかし、売却を考えた時点ではすでに築20年目前の場合もあり、売却を諦めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

築20年の時点ではまだまだメリットがあります。
ぜひ以下のメリットを売却の検討材料にしてください。

 

*リフォームと解体の必要がない

一戸建ての法定耐用年数は22年です。
築20年の一戸建てはこの年数に収まっているだけではなく、状態が良いことがほとんどです。
そのため、売却のためにリフォームしたり解体したりする必要がありません。

これに対して、築30年になってしまうと、建物をそのまま売ることは難しくなってしまいます。
耐用年数を超えているだけではなく、損傷や腐食が進み、リフォームしないと売却できない状態です。
リフォームするとなるとその費用も必要なので、解体して土地のみを売却するほうが利益がでることがほとんどです。

築20年の一戸建ては、その状態の良さと新築物件よりも低い価格から、最後の売却チャンスなのです。

 

*建物評価が出る可能性

築20年を超えると資産価値が0になることがほとんどですが、状態の良い建物は建物評価が出る可能性もあります。
評価が出た場合は売却価格に組み込めるので、土地代に加えてさらに利益を得られるのです。

建物の状態は、ホームインスペクションという専門家による住宅診断で確認できます。
売却前に一度確認してもらいましょう。

 

□ポイントを押さえて一戸建てを売却しよう!

築20年の一戸建ては売却利益が出るラストチャンスですが、やはり新築や築浅物件と比べると売却するのは難しいものです。
そこで以下のポイントを押さえることで、築20年でもスムーズに売却できます。

 

1.時間に余裕を持つ

買主が中古物件に求めているのは、安さです。
そのため、相場価格よりも売却価格を低く設定すると売れやすくなります。

売却までに時間に余裕がないと、最初から価格をだいぶ低く設定しておかなければ時間内に売却できない恐れがあります。
また売却できたとしても、本来売却できた価格よりも低い価格で売却してしまうこともあるのです。

一方で、売却までに時間に余裕を持っておくことで、売却できるまで価格を徐々に下げられます。
比較的相場に近い価格売却できる可能性が高いので、時間に余裕を持っておくことに損はありませんね。

また価格を設定するときは、相場価格を事前に把握しておきましょう。
ただ価格を下げていくのではなく、相場を把握して柔軟に価格を設定するのが売却への鍵です。

 

2.専任媒介契約も検討する

不動産会社に売却の仲介を依頼する場合、契約方法は「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3つがあります。
複数の不動産会社に仲介を依頼できる一般媒介契約は、買主と契約を締結させた会社にのみ報酬が支払われるので、不動産会社にとってただ働きのリスクが高いです。
一方で、一社のみに依頼する専任媒介契約は、そのリスクがないため熱量を持って買主を探してくれます。
売却が難しい築20年の住宅はさらに会社にとってのリスクが高くなるので、一般媒介契約よりも専任媒介契約のほうが売却の可能性が高まります。

 

3.ハウスクリーニングやホームステージングの実施

住宅を引き渡すとき家全体の掃除は必須ですが、普段掃除しないところまで掃除するとなるととても大変です。
特に水回りは、きれいにしにくい、かつ買手の印象を大きく左右するポイントです。

そこでハウスクリーニングを依頼することで、特別な機械で家全体をきれいにできます。
必ず依頼する必要はありませんが、査定後に不動産会社と相談して必要性と時期を見定めましょう。

またホームステージングというサービスもあります。
室内をインテリアコーディネートするサービスで、物件の魅力が高まること間違いなしです。
VRの内見が増えつつある今、VRで見られるホームステージングもあるのでぜひ検討してみてください。

 

□まとめ

築20年の一戸建てを売却するメリットと売却のポイントを解説しました。
売却をお考えの方は築30年になる前に、以上のポイントを踏まえて売却しましょう。
当社も3つの媒介契約で不動産売却をサポートしております。
三軒茶屋駅付近で不動産売却をお考えの方は、ぜひ当社にお問い合わせください。

投稿者

  • 久保 元

    宅地建物取引士/管理業務主任者 新卒から建設会社にて、現場監督、注文住宅販売など建築にかかわり、宅建取得とともに不動産営業の世界へ。新築マンション販売では、入社から販売実績を重ね管理職へ昇進。営業マン指導、広告、マーケティング、デザインまで幅広い経験を経て三軒茶屋不動産を起業。地域の賃貸仲介や不動産管理、不動産売買を主たる業務として行い業績を伸ばしております。信頼ある不動産会社をめざして、お客様をサポートさせていただいております。