2023.03.30
不動産売却に必要な手続きについてご紹介します!
「不動産売却ではこんな手続きが必要だったのか」
「不動産売却って思ったより時間がかかってしまうのか」
このようなトラブルを解決するためには、事前に不動産売却の流れについて把握しておくことが効果的です。
そこで今回は、不動産売却に必要な手続きの流れについてご紹介します。
□不動産売却に必要な手続きの流れについて
不動産売却に必要な手続きの流れを、9つのステップに分けて、以下でご紹介します。
1.価格相場を調べる
不動産の価格は、「売られている地域」によって大きく変動する側面があるため、売ろうとしている不動産の周辺にある不動産の価格相場を確認すると良いでしょう。
2.不動産会社に売却の相談をする
不動産会社に売却の相談をする際は、ご自身の理想をある程度固めた状態にしておくことがおすすめです。
例えば、「いつごろまでに売りたいのか」「どれくらいの価格で売りたいのか」などはご家庭で話し合って決めておくと良いでしょう。
仮に、「どれくらいの価格で売りたいのか」という部分の解像度が低い状態で売却活動を進めてしまうと、価格相場よりもかなり低い価格で購入されてしまう可能性もあるため、ご自身の理想的な価格設定については、最初に調べた価格相場を参考に決めておくと良いでしょう。
3.売却したい物件の査定をしてもらう
不動産会社に売却について相談すると、次は不動産の査定をしてもらう段階に入ります。
査定方法としては、机上査定というオンラインで査定する方法と、訪問査定という方法があります。
机上査定は、不動産関連の基本的な情報をもとに、大体の査定額を比較的早く算出することに優れています。
そのため、ある程度の査定額をすぐに知りたいという方には机上査定がおすすめです。
一方で、訪問査定とは不動産会社が実際に売却を検討している不動産を訪問して、不動産の情報に加えて、周辺の環境など、机上査定よりも詳細な情報をもとに査定額を算出してくれます。
そのため、より正確な査定額を知りたい方には訪問査定がおすすめです。
4.媒介契約を結ぶ
媒介契約とは、売り主と不動産会社との契約を指し、購入希望者を見つけるための施策や売り出し価格、不動産会社に支払う報酬などを決めるために必要なものです。
5.不動産の売却活動を進める
次は、不動産会社による購入希望者を募るための広告掲載や情報開示が始まります。
このステップに入ると、内覧を希望される方が出てきますので、その際は売り主の方が対応しなければなりません。
また、週末に内覧をしたいという方は多くいらっしゃるため、必ず売り主の方は事前に日程調整をしておきましょう。
6.内覧会を行う
内覧における印象は、「不動産売却が成功するかどうか」に大きく関係しているため、内覧希望者の方を受け入れる前に、できるだけ住宅の中はきれいにしておくことがおすすめです。
7.購入希望者との売買契約を結ぶ
購入希望者が現れた場合、購入希望者との売買契約を結びます。
また、売買契約を結ぶ際は、売買価格や支払い条件、スケジュールなど、重要な情報が関連しておりますので、不動産会社やご家庭とご相談をされることをおすすめします。
8.決済と引き渡しをする
次に、決済をする段階に入りますが、決済をする際は、所有権の移転や抵当権を外す手続きが必要になるため、「登記費用」について確認しておきましょう。
複雑に感じられる場合は、司法書士に委託することも1つの方法としてありますが、手数料がかかるということは把握しておきましょう。
9.確定申告をする
不動産を売却して、利益が発生した場合は、確定申告が必要です。
つまり、不動産の売却価格が不動産の取得費用や売却にかかった諸費用を上回る場合は確定申告が必要です。
「確定申告」という言葉は面倒な作業を連想させるかもしれませんが、確定申告をすることで、無駄な税金を支払わずに済むため、無駄な支出を減らすという意味でも必ずしましょう。
□不動産売却の手続きに必要な書類について
不動産売却の手続きに必要な書類は以下の通りです。
・身分証明書
・住民票
・印鑑登録証明書
・土地建物登記済証・登記識別情報
・物件情報等報告書
・固定資産税・都市計画税納税通知書
・土地測量図・境界確認書
・建築確認済証・検査済証
・マンションの管理規約
・マンションの維持費が分かる書類
上記の「身分証明書」から「固定資産税・都市計画税納付税通知書」までは売却する不動産が土地か戸建てかマンションであるか問わず、共通して必要な書類です。
一方で、土地を売却する際は、「土地測量図・境界確認書」が必要であり、同様に、戸建ての場合は「建築確認済証・検査済証」、マンションの場合は「マンションの管理規約」「マンションの維持費が分かる書類」が必要です。
□不動産売却の手続きにおいて必要な費用とは?
不動産売却にかかる主な費用は以下の通りです。
・仲介手数料
・印紙税
・抵当権登記の抹消費用
・住宅ローンの一括返済の手数料
・その他の諸費用
・譲渡所得税と住民税
また、測量費用やリフォーム費用が追加でかかるケースもあるため、予算を立てる際は、予め余裕を持たせておくことが大切です。
□まとめ
今回は、不動産売却の手続きの流れや、手続きにおいて必要な書類や費用についてご紹介しました。
不動産売却は初めての方が多いからこそ、不動産売却の大まかな流れについて事前に把握しておくことで、少しでも不安を和らげておくことが大切です。
より詳細に不動産売却について知りたい方は、是非お気軽に当社までご相談ください。