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2023.04.06

空き家を売却する際の片付けや注意点について解説!

空き家を売却する際の片付けや注意点について解説!

「相続した空き家を売却したいけど、掃除するのは面倒だからそのまま売りたい」
そのようにお考えの方は、是非この記事をご一読ください。
空き家を掃除することは確かに面倒な作業ではありますが、購入希望者が早く見つかることや価格設定が高くなることなど、多くのメリットがあります。
今回は、空き家を売却する際の片付けのタイミングや、空き家を売却する際の注意点についてご紹介します。

□空き家を売却する際の片付けのタイミングについて

前提として、空き家を売却する際は、空き家の荷物を片付けておくことが一般的です。
ただ、空き家を売却するにあたって、内覧や売却の査定などの工程があるため、片付けをするタイミングが分かりづらいかもしれません。
結論として、片付けをするタイミングとしては、内覧や査定が始まるまでに空き家の荷物は片付けておくことがおすすめです。
また、最も理想的な状態は、内覧が始まる前に片付けを済ませておくことです。
空き家の中が必要のない荷物であふれかえっている状態で査定をしてもらうことと、空き家の中の荷物を全て片付けて、すっきりした状態で査定をしてもらうことを比較すると、当然ながらすっきりした状態で査定してもらった方が良い印象を与えるでしょう。

そのため、「内覧時に与える印象」は不動産の売却価格にも大きく影響します。
できるだけ早く購入希望者を見つけたい方や、できるだけ高い価格で空き家を売却したいとお考えの方は、「空き家が与える印象」について注意深く考えて、清掃することが大切です。
例えば、外壁に苔が生えている状態で売りに出してもおそらく良い印象は与えられないため、できる範囲から清掃を始めると良いでしょう。

□空き家の荷物を片付ける方法について

空き家を片付ける際の方法として2つご紹介します。

1.自力で行う
自力で空き家を片付けすることは、想像以上に労力を要する作業であるため、ご親族やご友人の助けを借りるとより効率的に片づけを進められます。
具体的な片付けの流れとしては、処分しなければならないものと必要なものの仕分けをします。
処分するものの中でもリサイクルできるものはリサイクルショップに出したり、公共団体に寄付したりしましょう。
また、空き家を片付けるためにご自宅から空き家までの移動が必要であることから、長い時間がかかること、空き家が古い家屋である場合は、壁や天井が崩れる可能性もあるため、ケガの危険性についても考慮しておくことが大切です。

2.清掃会社に依頼する
2つ目の方法として、清掃会社に依頼することが挙げられます。
また、空き家の片付けを専門に行う会社も存在するため、そういった会社に依頼することもおすすめです。
面倒な粗大ごみの処分に加えて、重要な書類や貴重品の捜索をしてくれる会社もあるため、安心して空き家の片付けを進められるでしょう。

□空き家を売却する際の注意点について

空き家を売却する際の3つの注意点についてご紹介します。

1.名義変更をする必要がある
原則として不動産の名義人でない場合は、売却を始められないため、空き家を相続した場合は必ず名義変更をしておきましょう。
名義変更をする際は、相続登記をする必要があり、手続きに関しては法務局に相談できますが、手続きが複雑で難しく感じられる場合は司法書士に依頼する方法もあります。
また、所有権の移転をする際は、登記をする必要があり、税金が発生します。
そのため、空き家に限らず、不動産を売却する際は、どのような税金が発生するのかについて事前に把握しておくことで、費用に関するトラブルは防げるでしょう。

2.売却するまでの期間には余裕を持たせる
空き家の売却には半年以上かかることが一般的です。
仮に、「早く空き家を売ってしまいたい」という衝動に駆られて、余裕をもてないでいると、足元を見られて安い価格で買取されてしまう可能性がありますので、事前に売却するまでの期間には余裕を持たせることを意識しましょう。

3.売り出し価格は高めに設定する

空き家の売却をする際に、最初に不動産会社から査定額を提示されることが一般的です。
ただ、その査定額通りに売却しなければならないというルールは存在しておらず、売り出し価格は売り主が自由に決められます。
そのため、査定額よりも少し高めに価格を設定することがおすすめです。
それは、空き家を売却する際には、売り主と買い主との交渉によって最終的な売り出し価格が決定するため、買い主から値下げ交渉を受ける可能性があるからです。
具体的な値段設定としては、不動産会社から提示された査定額の1割増しの価格を売り出し価格に設定すると良いでしょう。

□まとめ

今回は、空き家を売却する際の片付けや空き家を売却する際の注意点についてご紹介しました。
内覧時に与える印象は、非常に重要度が高いため、必ず内覧が始まるまでには空き家の清掃を済ませておきましょう。

また、空き家を売却する際は、売却期間に余裕を持たせることや、売り出し価格は高めに設定することを意識しましょう。

投稿者

  • 久保 元

    宅地建物取引士/管理業務主任者 新卒から建設会社にて、現場監督、注文住宅販売など建築にかかわり、宅建取得とともに不動産営業の世界へ。新築マンション販売では、入社から販売実績を重ね管理職へ昇進。営業マン指導、広告、マーケティング、デザインまで幅広い経験を経て三軒茶屋不動産を起業。地域の賃貸仲介や不動産管理、不動産売買を主たる業務として行い業績を伸ばしております。信頼ある不動産会社をめざして、お客様をサポートさせていただいております。