2023.12.02
家を相続した時には名義変更が必要です!名義変更は費用がかかることに注意しよう!
親からの遺産に家や土地などの不動産があった場合、金銭だけの時とどう違うのでしょうか。
土地や家を相続する際には名義変更が必要で、名義変更にはお金がかかります。
今回は、名義変更がどんな時に必要なのか、また名義変更にはどのくらいの費用がかかるのかを解説します。
これから相続する予定のある方は、ぜひ参考にしてください。
□名義変更はどんな時に必要?
名義変更は、相続する時以外にも必要な場面があります。
ここでは相続する時を含めて4つ解説します。
1.相続が発生した場合
相続が発生した際は名義変更をする必要があります。
相続登記は2024年4月1日から義務化になるので、注意しましょう。
義務化が開始されれば、不動産を相続したことを知った時から3年以内に相続登記を申請する必要があるのです。
2.土地や家を贈与された場合
生前贈与で土地や家を受け取る場面でも、名義変更は必要です。
特に個人からもらった家や土地は贈与税の対象となる可能性があるため、税務上の問題も考慮しながら進める必要があります。
3.夫婦で財産分与する場合
離婚が原因で財産分与する時には、夫婦双方で協議を行い、適切な手続きを進めます。
家や土地を共有名義にしている場合、名義を妻と夫どちらかに名義変更する場面もあるでしょう。
4.土地や家を売買した場合
土地や家を売買する時も名義変更が必要です。
売主と買主が共同で手続きを行い、法務局で正式な手続きを完了させる必要があります。
□家を相続した時にかかる名義変更の費用はどのくらい?
家を相続した時には3つの費用がかかります。
*必要書類の取得費用
名義変更の手続きを始める前に、戸籍謄本や住民票、印鑑証明書などの必要な書類を集める必要があります。
これらの書類を取得するには、全部で数千円から1万円ほどの手数料がかかります。
*登録免許税
家の名義変更の時には、法務局で登録免許税が必要です。
この税金は、家の評価額に応じて算出され、評価額に1000分の4を掛けた額を登録免許税として支払う必要があります。
*司法書士報酬
名義変更の手続きは、専門的な知識が求められるため、多くの人が司法書士に依頼します。
報酬は一般的に10万円前後とされていますが、依頼内容や事務所によっては多少変わります。
□まとめ
名義変更は相続の時だけでなく、土地や家を贈与された時や売買した時、夫婦で財産分与する時にする必要があります。
家を相続して、名義変更する時には必要書類を集めたり、登録免許税を支払ったり司法書士に報酬を支払ったりするのに費用がかかるので注意してください。
この記事が、これから相続する予定のある方の参考になれば幸いです。