2023.09.16
不動産買取のトラブルには何がある?トラブルを防ぐにはどうすればいいかご紹介!
不動産買取を行う際には、様々なトラブルが起こる可能性があります。
トラブルはなるべく避けたいと、多くの方がお考えなのではないでしょうか。
そこで今回は、不動産買取のトラブルとトラブルを防ぐための方法について解説します。
余計なトラブルなく、スムーズに不動産買取を進めていきたいとお考えの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
目次
□不動産買取のトラブルについて
まずは、不動産買取でありがちなトラブルにはどのようなものがあるのか、具体的な例を見ていきましょう。
1.足元を見られ、買い取り額を低く見積もられてしまう
買取は売却と比べると、そもそも価格が安くなってしまいます。
その上で買取を選択する人の中には、早く売却し現金化したいと考えている人や、借金の返済がある人、住宅ローンが払えず困っている人など、様々な事情を持つ人がいます。
これらの人は精神的に弱っていて騙されやすい状態の人もいるため、不動産会社により足元を見られ、相場よりも買取価格を低く見積もられてしまうことがあります。
2.高額な手数料を要求される
必要以上に高額な手数料を要求されるケースがあります。
特に多い手口としては、任意売却をする際に利用者の弱みに付け込み、高額な手数料を要求してくるケースです。
任意売却を進める際には、金融機関とのやり取りで高度な専門知識が必要になるため、専門の知識を持っている会社に依頼します。
しかし、中には手数料の曖昧さを逆手に取り、相場よりも高い買取価格を提示する代わりに、高額な手数料を要求してくる会社もあるため注意が必要です。
3.査定価格から値下げされる
不動産の買取査定をした際に、自社で契約してもらうために相場よりも高い価格を示されることがあります。
しかし、契約後に何かと理由を付けて、買取価格の値下げを強要してくる会社も存在します。
また、初めは相場よりも高い査定価格で専任媒介契約を取り付け、その後全く営業活動を行わず売り手の不安を煽り、最終的に相場よりも安い価格で売却を提案する手口を使う会社も存在します。
相場よりも高い査定価格の会社には、十分気を付けるようにしましょう。
□不動産買取のトラブルを防ぐにはどうすればいい?
それでは、こうしたトラブルを防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか。
ここからは、不動産買取におけるトラブルを防ぐための2つの方法について解説していきます。
1.査定価格の根拠を聞く
不動産会社の査定結果が戻ってきたら、トラブルを防ぐためにも査定結果の根拠を聞くようにしましょう。
十分な根拠がないのに査定額が高い場合は、後ほど査定額を下げられてしまう可能性があるため注意が必要です。
2.買取前に契約内容を必ず確認する
契約が自分の思っていたものと異なっていても、契約が一度成立してしまうと取り消すことは難しいです。
そのため、トラブルを防ぐために買取に関する契約内容は必ずもれなく目を通し、納得のいく取引になっているか確認しましょう。
特に買取後に請求される費用については、把握していない費用が請求されることがないように、念入りに確認するようにしてください。
□不動産買取のデメリットについて
*買取価格が仲介の場合の売却価格よりも安くなる
不動産買取では、買い取った不動産のリフォーム費用や利益を上乗せした価格で再販売を行います。
不動産会社側からすれば、なるべく利益を増やしたいと考えているため、仲介で売却する場合より買取価格が7割程度安くなる傾向があります。
*買取対象にならない場合がある
買取は、全ての不動産に与えられたオプションではありません。
次のような不動産については、買取の選択肢が選べない可能性もあります。
・何らかの事件により人が亡くなっている不動産
・周辺地域の治安が悪い
・法律により再構築が制限されている不動産
・老朽化が進みすぎており、リフォームしても人が住める状況にない不動産
上記のように、不動産会社が買い取って再販売しても中々売れる見込みがない不動産の場合、そもそも買い取ってもらえない可能性があります。
ただし、不動産会社により買取の基準は異なるため、売却を考えている不動産については、一度不動産会社に相談するようにしましょう。
*買取している不動産がそもそも少ない
不動産買取では、一つの物件に対して数千万円〜一億円ほどの莫大な資金が必要になることがあります。
したがって、ある程度の資金力のある不動産会社しか買取を行えないため、不動産の仲介や賃貸と比較すると買取している不動産は少ない傾向があります。
地方のエリアは不動産取引が活発でない地域が多いため、買取をしてくれる不動産会社を探すのに苦労することも考えられます。
□まとめ
不動産のトラブルには、足元を見られ安い買取額を提示されてしまう、必要以上の高額な手数料を請求される、初めの査定価格から値下げされるなど、さまざまなリスクがあります。
これらのトラブルを防ぐためには、必ず査定結果の根拠を聞く、買取前に隅々まで契約内容を確認して納得しておくなどがあります。
効果的な対策をしっかりと講じておき、不安なく買取を依頼できる状態を整えておきましょう。