2024.03.15
任意売却はメリットがたくさん?デメリットも把握しておくことが大切です!
住宅ローンの返済に苦しむ方々や、返済の重圧に直面し、解決策を求めている方にとって、任意売却は最適な選択肢になり得る可能性があります。この記事では、任意売却のメリットとデメリットをご紹介します。メリットもありますが、デメリットもある売却方法ですので、ぜひ最後までお読みください。
□任意売却のメリット!市場価格に近い売却とプライバシー保護
任意売却は、住宅ローンの返済が困難になった際の救いの手ともいえる売却方法です。では、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。
1.市場価格に近い売却が可能
競売とは異なり、任意売却では市場価格に近い価格で不動産を売却できます。これは、住宅ローン残債を効果的に返済する大きなチャンスといえます。なぜなら、競売では想定される市場価格の70%程度でしか売れないことを考えると、任意売却の価値は明らかだからです。
2.プライバシーの保護
任意売却のもう1つのメリットは、周囲に事情を知られずに売却できることです。競売の場合、物件情報が新聞やインターネットで公開されてしまいます。しかし、任意売却ならばそういった心配は必要ありません。プライバシーを守りながら、解決策を見出せます。
3.住宅ローン残債の分割返済が可能
住宅ローンの返済が困難な場合、一括返済のプレッシャーははかり知れません。しかし、任意売却を選べば、残債は分割して返済できます。これにより、返済の負担を軽減し、経済的な再スタートが期待できます。
□任意売却のデメリット!信用情報への影響と制限された選択肢
しかし、任意売却には注意すべきデメリットも存在します。
1.個人の信用情報への影響
任意売却を行うことは、金融機関にローン滞納の事実を示します。これにより、信用情報に傷がつき、今後のローンの組み立てが困難になる可能性があります。
2.保証人への影響
ローン契約に保証人がいる場合、任意売却はその人にも負担をかけることになります。支払いの滞納が保証人に及び、信用情報への影響も考えられます。
3.制約される売却選択
任意売却を行う際、金融機関の承認が必要です。つまり、個人の意志だけで自由に売却を決定できないのです。これは、売却プランに制限がかかることを意味します。
4.タイムリミットの存在
任意売却にはタイムリミットが設定されています。この期間を過ぎると、競売に移行する可能性が高まります。
5.残債の継続的な返済
任意売却後も残債は消滅せず、引き続き返済が必要です。この点を忘れずに、計画的な対応が求められます。
□まとめ
住宅ローンの返済に悩む方々にとって、任意売却は有効な選択肢の1つです。市場価格に近い売却、プライバシーの保護、分割返済の可能性は大きなメリットといえます。一方で、信用情報への影響、保証人への負担、売却決定の制約、タイムリミット、継続的な残債返済は慎重に考慮すべきデメリットです。双方を考慮し、後悔のない選択をしましょう。