お知らせ

2024.02.24

特定空き家とは?指定されるリスクも併せて解説します!

特定空き家とは?指定されるリスクも併せて解説します!

特定空き家とは何か、そのような疑問を抱いている方もいらっしゃると思います。地域の安全と美観を守るため、重要な役割を果たす「特定空き家」の理解は住宅所有者にとって必要不可欠です。本記事では、空き家と特定空き家の基本的な違い、法的な影響、そして所有者が直面する可能性のある義務やリスクについて、明確に解説します。

□「特定空き家」とは?定義とその影響

ここでは特定空き家を理解するために大切な3つのポイントをご紹介します。

1.「空き家」と「特定空き家」の違い

空き家とは、使用されていない建物のことですが、特定空き家はそれに加え、安全や衛生、景観の問題を引き起こす可能性があるものを指します。特定空き家の認定は、市町村によって行われ、倒壊の恐れや衛生上の問題、景観を損なう状態が基準です。

2.空き家特措法の概要

2015年に施行された空き家特措法は、放置された空き家が引き起こす問題に対処するための法律です。この法律により、特定空き家に認定された物件は、改善を求めるための措置が講じられます。

3.法的影響

特定空き家に認定されると、固定資産税が上昇するなどの金銭的な影響が伴います。このため、所有者は物件の状態に注意を払い、適切な管理を心がける必要があります。

□特定空き家に指定されたら?義務とリスクの全貌

特定空き家に認定されてしまうと、以下のようなリスクを伴ってしまう恐れがあります。

*法的措置と税金の影響

特定空き家に指定されると、固定資産税が上昇し、住宅用地の特例措置が適用されなくなります。これは、所有者にとって大きな財政的負担となる可能性があります。

*所有者の義務

所有者は、物件が特定空き家に認定されないよう、定期的なメンテナンスや管理を行う義務があります。これにより、安全や衛生、景観を守ることが可能です。

*リスクとその対策

特定空き家に指定された場合、法的な罰則の対象となることもあります。所有者は、早期に対策を講じ、物件の状態を改善することが重要です。対処を怠ると特定空き家に認定されてしまうので、できる限り早めに改善しましょう。

□まとめ

本記事では、「特定空き家」とその法的な影響について解説しました。特定空き家とは、市町村によって景観を損なうと認定された空き家を指します。所有者は、物件の適切な管理によって、自己の財産を守るとともに、地域の安全と美観を保つ重要な役割を担っています。特定空き家に関する理解を深め、適切な対応を施しましょう。

投稿者

  • 久保 元

    宅地建物取引士/管理業務主任者 新卒から建設会社にて、現場監督、注文住宅販売など建築にかかわり、宅建取得とともに不動産営業の世界へ。新築マンション販売では、入社から販売実績を重ね管理職へ昇進。営業マン指導、広告、マーケティング、デザインまで幅広い経験を経て三軒茶屋不動産を起業。地域の賃貸仲介や不動産管理、不動産売買を主たる業務として行い業績を伸ばしております。信頼ある不動産会社をめざして、お客様をサポートさせていただいております。