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2023.06.30

空き地を相続する予定の方へ!有効活用する方法を解説します!

空き地を相続する予定の方へ!有効活用する方法を解説します!

空き地を相続した方は、その活用法について悩んでいるのではないでしょうか。
空き地を放置していると、余計な税金がかかってしまい、出費が増えます。
しかし、空き地を活用しようとしてもどんな方法があるのか疑問に思っている方は多いでしょう。
そこで本記事では、空き地を相続する方法や活用法について解説します。

□相続する方法を3つご紹介!

相続の方法として、「単純承認」「限定承認」「相続放棄」の3つがあります。
それぞれの方法をもう少し詳しく解説していきます。

まずは単純承認です。
これは、借金のようなマイナスの資産も含めて全ての財産を相続する方法です。
単純承認に特別な手続きは必要でないため、相続の開始を知った日から3ヶ月間、手続きをすることなく過ごすと単純承認したこととみなされます。

相続財産を一部でも使ってしまうと、単純承認したことになります。
例えば、預金口座からお金を引き出して使ってしまうことが挙げられます。

次は限定承認です。
借金などのマイナスの資産がどれくらいあるのかわからない場合があります。
その場合、プラスの財産の範囲内でのみ相続を行うことを限定承認と言います。
例えば、相続財産の中に実家が含まれていて、まだ親が住んでいるため相続放棄はしたくないというケースが挙げられます。

限定承認は、相続人全員が共同で3ヶ月以内に手続きを行う必要があります。
限定承認を選択した場合、不動産などの資産は譲渡したものだと判断され、みなし譲渡所得税が発生する可能性があります。

最後は相続放棄です。
これは、預金のようなプラスの財産と借金のようなマイナスの財産など、全ての財産の相続を放棄することです。

マイナスの資産の方が多い場合に選択されることが多いです。
相続放棄は相続できることを知ってから3ヶ月以内に家庭裁判所で手続きをする必要があります。
しかし、限定承認とは異なり1人で手続きを進められるという点は楽かもしれませんね。

□空き地を放置することの危険性とは?

空き地を放置することにはたくさんのリスクがあります。
ここでは空き地を放置することのリスクをご紹介していきます。

1.害虫の発生
空き地を放置していると、雑草が生えてきます。
そうすると、蚊やダニ、ゴキブリのような害虫が発生しやすくなります。
ここに住み着いた害虫が近隣の方に迷惑をかけてしまう恐れがあり、関係性が悪くなってしまう恐れがあります。

2.ゴミが不法投棄されやすくなる
管理されておらず、雑草が生い茂っている空き地は捨てられたゴミの目隠しになります。
近隣住民によって気付かれることもないため、格好のゴミ捨て場となってしまうのです。
そのため、粗大ゴミや産業廃棄物が捨てられてしまう可能性が高くなります。
投棄した者が不明の場合、ゴミの責任はその土地の所有者になってしまうため、他人事ではありません。

3.放火の危険性がある
空き地の雑草が繁殖すると、周辺地域の景観の悪化につながります。
繁殖した雑草が枯れると、放火などの犯罪のターゲットになる危険性もあります。
特に乾燥している時期では、タバコの投げ捨てによって火災が発生する可能性も考えられます。

□空き地の有効活用を考えましょう!

空き地の活用方法としておすすめなことは、以下に示します。

・駐車場やコインパーキング
・自動販売機の設置
・看板広告の設置

*駐車場やコインパーキング

初期費用を抑えて活用したいなら、駐車場やコインパーキングを使う方法がおすすめです。
賃貸アパートやマンションの経営などと比較すると、リスクが低い活用方法だと言えます。
建物が建てにくい狭いエリアでも、始めることができます。
繁華街のようなたくさんの人が集まるエリア周辺だと、多くの収益が見込めるでしょう。

建物を建てるわけではないので、支払う税金の額は更地と同程度です。
コインパーキングの経営は、管理にも手間がかからないので、初心者にも向いています。
土地の原状回復がしやすいので、後から他の活用方法を採用しようと考えても、柔軟に対応できます。

*自動販売機の設置

自動販売機の運営は、設置から空き缶回収までを設置会社に任せるのが一般的なので、比較的楽な活用方法でしょう。
経営は設置会社が行ってくれるため、かかるコストは3000円程度の電気代だけです。
完全出来高制になっていることが多く、売上の20パーセント程度をオーナーが受け取れます。

*看板広告の設置

看板広告の設置は、狭い土地の活用法を探している方におすすめです。
広告を設置するだけですから、初期費用もかかりません。
広告看板の設置費用は借り手が負担します。
土地を貸し出すだけなので、収益は少ないかもしれませんが、手間をできるだけ省きたい方は検討してみると良いでしょう。

□まとめ

空き地の活用について解説しました。
空き地を放置していると、様々なデメリットが存在するので、何かしらの活用法を採用すると良いでしょう。
周辺のニーズや地形によって最適な活用方法は変わってくるため、本記事を参考にご自身にマッチした活用法を選ぶようにしてくださいね。

投稿者

  • 久保 元

    宅地建物取引士/管理業務主任者 新卒から建設会社にて、現場監督、注文住宅販売など建築にかかわり、宅建取得とともに不動産営業の世界へ。新築マンション販売では、入社から販売実績を重ね管理職へ昇進。営業マン指導、広告、マーケティング、デザインまで幅広い経験を経て三軒茶屋不動産を起業。地域の賃貸仲介や不動産管理、不動産売買を主たる業務として行い業績を伸ばしております。信頼ある不動産会社をめざして、お客様をサポートさせていただいております。