2022.06.30
空き家の定義とは?特定空き家の定義とともに解説します!
皆さんは、空き家に対してどのようなイメージを持たれていますか。
空き家かどうか、どのような基準で決まるか理解している方は少ないでしょう。
空き家には種類があり、それぞれに定義があります。
今回は、空き家や特定空き家の定義について解説します。
□どのような状態を空き家と呼ぶ?定義を解説します!
空き家の定義は、1年以上誰も住んでいないこと、1年以上誰も利用していないことの2点です。
どちらか一方でも条件を満たしていない場合、空き家とは呼ばないため注意しましょう。
例えば、人が住んでいなくても、倉庫や別荘として定期的に利用する人がいれば、空き家とは呼びません。
放置されているかどうか、が空き家を定義する基準です。
状態の良い家でも、1年以上利用されていなければ空き家と呼びます。
また、マンションやアパートで空室がある状態のことを空き家とは呼びません。
ただし、すべての部屋が空室で、1年以上利用されていなければ空き家と呼びます。
実際に自治体で空き家を定義する際には、さらに詳細な基準があります。
まず、住宅が利用されていないことを判断するために、電機やガスの使用がないかを確認しましょう。
人の出入りが確認できなくても、これらの使用が確認できなければ空き家とみなされません。
次に、不動産の登記や住民票を照らし合わせます。
情報に相違があった場合、空き家として見なされる可能性があるため、不動産の情報が変わった際には記録の変更手続きを行いましょう。
□特定空き家とは?定義を解説します!
そもそも特定空き家とは、近隣に悪影響がある、または倒壊をはじめとしたリスクを抱えていると判断された空き家を指します。
特定空き家であれば、空き家の持ち主に勧告できる点も特徴でしょう。
特定空き家の判断基準は、主に3つあります。
1つ目は、近隣に悪影響を与えることです。
交通の妨げのような直接的な影響だけではありません。
不審者が侵入しやすく、犯罪や放火などのリスクが高まるといった、間接的な悪影響も含まれます。
2つ目は、害虫や害獣の有無です。
害虫や害獣は、空き家に被害を与えるだけでなく、近隣の住宅にも被害を与えるでしょう。
これらは空き家や近隣の住宅に衛星面で影響を与えるため、特定空き家として見なされます。
3つ目は、景観を損なうことです。
周囲の景観との不調和や、窓の破損、敷地内にゴミがあるなどの項目がこれに当たるでしょう。
特に景観に関する条例がある地域では、判断基準が厳しい傾向にあります。
□まとめ
今回は、空き家の定義について解説しました。
空き家は見た目で定義されるわけではありません。
使用されていない期間がポイントです。