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2022.04.10

空き家の解体にはトラブルがつきもの?トラブルを避けるための対処法についても解説します!

空き家を解体する際には様々なトラブルが発生する恐れがあります。
作業内容が大変なだけでなくて、工事代も高額です。
今回は、空き家の解体工事を円滑に進めるためにも、解体工事で起こりうるトラブルと、トラブルを避けるためのポイントについて解説します。
空き家の解体を検討中の方はぜひご覧ください。

 

□解体工事で起こりうるトラブルについて

起こる可能性があるトラブルを3つの観点で解説します。

*顧客と解体工事業者間で生じるトラブル

解体工事の際には、不用品を解体工事業者が処分することもあります。
その際に、顧客にとっては大切な品物(絵画や壺など)が知らない間に処分されてしまう恐れがあります。
第三者には価値がわからないものが確認なしで処分されないためにも必ず、必要なものを入念に確認しておくようにしてください。

また、解体工事代金に関するトラブルとして見積もりの段階で、「◯◯一式」と表記されていることがあります。
この場合は、解体工事代金が確定しているわけではないです。
そのため、顧客は内訳がわかりにくい状況も考えられます。
高額な契約であるため、契約段階で工事代金の内訳を明らかにしておくことが大切でしょう。

*顧客と近隣住民間で生じるトラブル

近隣住民には、騒音や振動によって影響を与えてしまいます。
そのため、工事完了までは我慢してもらう必要があります。
一般的な木造住宅であれば、解体工事自体は数日で完了することが多いです。
ただし、騒音や振動に耐えられないということで、工事の中断を求められるケースがあります。

中断を頼まれた際には、原則工事を中断するべきではないです。
それは、隣人の要求を承諾して一時的に工事を中断しても再開する際にまた隣人の承諾を得る必要が出てくるからです。

*解体工事業者と近隣住民間で生じるトラブル

解体工事の最中に周辺の建物にヒビが入ったり、外構にクラックが入ることがあります。
しかし、もともと近隣住宅が古い建物だった場合には、解体工事の影響か判断はつきにくいです。
そのため、一般的な建物なら影響ないような振動で、影響が生じたと解体工事の責任にされるのは不合理です。
解体工事との因果関係が未確定のままで責任は負えないため、補修をめぐるトラブルに発展する恐れがあります。

 

□解体工事でトラブルを避けるためのポイントとは?

まず、トラブルが生じやすい近隣住民に対して、事前に挨拶をするようにしてください。
解体工事を行う前に一言伝えておくことで勝手に工事をする不信感をなくせます。
また、解体工事業者の実績は入念に確認すると良いです。
トラブルが多い業者は実績のアピールをしないことが多いです。
そのため、ホームページやパンフレットで解体工事の事例が記載されているような業者に依頼すると良いです。

 

□まとめ

今回は、空き家の解体工事を円滑に進めるためにも、解体工事で起こりうるトラブルと、トラブルを避けるためのポイントについて解説しました。
空き家の解体工事にはトラブルがつきものです。
避けるためのポイントとして、近隣住民への気遣いや解体工事業者の実績を確認するようにしてください。

投稿者

  • 久保 元

    宅地建物取引士/管理業務主任者 新卒から建設会社にて、現場監督、注文住宅販売など建築にかかわり、宅建取得とともに不動産営業の世界へ。新築マンション販売では、入社から販売実績を重ね管理職へ昇進。営業マン指導、広告、マーケティング、デザインまで幅広い経験を経て三軒茶屋不動産を起業。地域の賃貸仲介や不動産管理、不動産売買を主たる業務として行い業績を伸ばしております。信頼ある不動産会社をめざして、お客様をサポートさせていただいております。