2022.09.08
離婚後に夫名義の家に住めるのか?生じるトラブルも紹介します!
共有名義や夫名義の家に住んでいる方は、仮に離婚したらその後どうなるのか、考えたことはありませんか。
離婚した際に、家の名義が離婚後にどのように影響するのか知ることは大切です。
今回は、離婚後に夫名義の家に住めるのか、住んだ場合のトラブルについて解説します。
名義変更でお悩みの方は、ぜひお役立てください。
□名義がなくても夫の家に住める?その方法を解説します!
離婚後も夫名義の家に住み続ける場合、住宅ローンの返済状況によって、住む方法が異なります。
ケースに合った方法をとらないと、トラブルになる恐れもあるので注意しましょう。
まず、住宅ローンを完済している場合です。
離婚前に住んでいた家には、家の名義やローンの名義に関係なく、両者に住む権利があります。
そのため、夫がローンをすべて返済していたとしても、離婚後に妻の住む権利が失われるわけではありません。
これは、家は2人が婚姻中の共有財産だと考えられているからです。
夫の給料からローンが支払われていても、その給料は妻の支えがあったから得られたものだと考えられるため、住宅ローンの名義にかかわらず共有名義となります。
離婚の際に行われる財産分与では、すべての財産を半分にして分配する必要はありません。
例えば、貯金は夫が、家は妻がもらうことにすれば、妻は離婚後も家に住み続けられます。
この際、名義の変更が必要な点には注意しましょう。
次に、住宅ローンが残っている場合です。
ローンが残っている状態では、家の名義変更はできません。
誰かがローンを完済するか、ローンを借り換えることで現在のローンを返済した後、名義を変更する方法を利用します。
ローンを完済する場合、夫が全額返済する、妻と旦那が共同で返済するといったケースが主流です。
□名義を変更せずに夫の家に住み続けるとどうなる?
住宅ローンを一括返済せずに名義を変更しないと、夫が住宅ローンを滞納した際に、家が差し押さえられてしまいます。
家に住んでいない夫がローン滞納した場合でも、最終的には強制退去を要請されます。
夫が滞納している場合、夫に連絡がつかなくなり、ローンの支払いが困難になる場合も多いため、注意が必要でしょう。
□まとめ
今回は、夫の名義の家に住み続ける方法を解説しました。
共有名義の解消や、夫から妻へ名義変更を行わずに住み続けると、最悪の場合、退去させられてしまいます。
離婚後の家の名義について知りたい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。